オーストラリア料理?
オーストラリア料理を知ってますか?ときかれたら大部分の読者は首を傾げる事だと思います。先日これに関し面白い事件が報道されました。名古屋かどこかで開催された物産展?のおり、2人のオーストラリア人シェフがオーストラリア料理を作るためと就労ビザを申請した所、「オーストラリア料理などというものは存在しない」として日本政府から発給を拒否されたそうです(その後認められた)。
相変わらずの日本政府の外交上の対応のまずさにも一言書きたいですが、料理に話題を絞り、これがこちらで報道されました。ラジオのトーク・ショーの女性アナウンサーもこれを取上げました。
アナウンサー(以下ア)「日本ではオーストラリア料理は無いとされたようですが、ゲストのイさん、どうですか?」(陰の声:こんな事他人に聞かなきゃならないの?)
イ「あると思うけど、メニューが悪かったわねえ。」(因みにオーストラリア料理と称してワニと水牛のステーキが出たそうです)
ア「ウさんは野生動植物の料理の本も書かれていますが、どう思われますか?」
ウ「他人の言う事は気にしない事にしとる。」
ア「…。」
ア「ヘビ…をお食べだとか、私は食べた事無いんですけどどんな味ですか?」
ウ「ねっとりとしたチキンといったところかな。」
イ「私は田舎の出だけどホニャララ(英語らしいけど知らない単語)のローストは最高においしかったわ。」
ア「ホニャララ?それ何ですか?」(アナウンサーですら知らない)
イ「歯が2本しか生えていない子羊のことよ。」
ア「…。」(アナウンサーはゲストの人選を間違えた、という雰囲気)
ア「ゲストの皆さんありがとうございました。結論としてはやはりオーストラリア料理はある、という事です。」(おいおい二人のゲストが話してたのを食べた事もないんだろ?)
この料理問題、やはりいつも書いているアイデンティティとの繋がりが大きいようです。でもオーストラリア人と言ってもアングロ・ケルト系以外の人にはどうでもいい問題のようです。
オーストラリア料理の本
調べて見ましたが英語の本しかないようですね。
The Food of Australia: Contemporary Recipes from Australia" Leading Chefs (Food of Series)
A Taste of Australia: The Bathers Pavilion Cookbook
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