Invasion Day
教育関係の話題をもう一つ。これも最近論議を呼んでいますが、教科書にinvasion(侵略)という言葉を使うか否かです。いいえ日本の話ではなく、イギリスがオーストラリアを植民地化したのは侵略だったと教科書に載せるか否かでもめています。教科書執筆者が「侵略」と書いたのに対し、クィーンズランド州政府の首相がクレームをつけたという、これまたどこかで聞いたような話です。
オーストラリアでは白人とアポリジニーとで共通の歴史観が必用だという認識が高まっており、それがこの教科書の記述に現れているわけです。初めて白人がオーストラリアに着いた日はAustralia Dayと言って国の祝日です。しかしアポリジニーはlnvasion Dayと呼んで、抗議行動も行われています。
やはり政府が教科書の記述に干渉するなという意見も多く、多分「侵略」を残したままになると思われます。また論議の中で「日本には教科書に『侵略』を使えと主張しておきながら、自分達は使わないというのはおかしいではないか?」という意見もありました。
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